膝痛について
膝の痛みで最も多い
変形性膝関節症は膝の骨や軟骨が変形し、膝の骨がぶっかり合って痛みを発している思われることが多いようですが
実際には骨と軟骨には神経がないため、それ自体が変形しても、ぶっかい合ってもそれだけでは人は痛みを感じることはありません
膝関節の骨は大腿骨と脛骨(すねの骨)で、関節部分は関節包という包みで覆われ、その中には関節の動きを滑らかにする滑膜や関節液が入っています。
この部部に負担がかかり続けると、長年の間に骨の先にある軟骨はすり減っていきます。すると、
軟骨の細かな削りカスが関節包の内側で滑膜を刺激し、そこに炎症が起きてしまいます。
炎症が起きれば、関節の周囲が腫れ、熱を持ったり、痛みが発生したりします、それが膝痛の主な原因です
膝に水が溜まっている状態は膝に炎症の結果なのです。
変形性膝関節症を防ぐには、肥満などの要因を解消し、膝の周りの筋肉をつけるなどして、膝の軟骨がすり減らないようにすることが大切です。
膝痛の痛む場所から
①膝の皿の上部を中心に痛む
②膝の内側が痛む
③膝の外側が痛む
①膝の皿(膝蓋骨)の前面を中心に痛む
変形性膝関節症では
筋力低下、加齢、肥満などのきっかけにより膝関節の機能が低下して、
膝軟骨や半月板のかみ合わせが緩んだり変形や断裂を起こし、
多くが炎症による関節液の過剰滞留があり、痛みを伴う病気です。
次のような症状はありませんか
膝の皿(膝蓋骨)の上部を中心に痛みを感じる
階段の昇降でお皿の周辺の違和感や痛みがある
椅子から立ち上がる際に膝のお皿周辺に違和感や痛みがある
膝の屈伸運動で膝にゴリゴリ音がする
しゃがみ込みや,膝を曲げたり伸ばす動作をすると痛みが生じる
変形性膝関節症の痛みの原因は、膝の軟骨がすり減り、その破片が組織を刺激して、炎症や痛みが生じるのです、
☆☆自分で膝の痛みを軽減する方法としは、筋肉を強化することです、膝への負担を筋肉がカバーすることで、痛みが軽減されます。コツコツ続けてください。
強化法は脚やお尻の筋肉を鍛えることで膝関節や股関節が安定され、痛みは軽減されます。
筋肉強化の仕方
太ももの前側にある大腿四頭筋を鍛える
左右の脚を行う
膝をしっかり伸ばす、脚が一直線になるようにする。
体幹の安定性がアップし、続けていくうちに、よろけにくくなったり、まっすぐ立つのが楽になった、などの実感を得られる。
少しシンドさを感じるまで続ける。
腹筋と脊柱起立筋を鍛える
仰向けになった状態で手脚を大きく動かすことで、腰に負担をかけずに腹筋んや背筋を鍛えられるトレーニング。
簡単な動きながら、お尻の筋肉にもしつかりとアプローチできます。
脊柱起立筋を鍛えることで、体幹の安定性がアップします。
続けていくうちに、よろけにくくなった、
まっすぐ立つのが楽になったなどの実感を得られます。
1,仰向けになり、手は「前ならえ」をするように上に伸ばし、脚は股関節とひざが90度に曲げるように上げる。
2,右手と左脚をゆっくり伸ばし、床につけずに戻す。
反対側も同様に行う。これを20回くり返す。
腸腰筋のストレッチ
体幹を安定させる重要な筋肉です、ストレッチで常に柔軟性を保つことが大切です。
ストレッチでほぐれると腰やひざの痛みが軽減します。
〇お尻を押し出すように前方へ重心を移動します、
〇股関節と太ももの前側をのびている状態で、息を吐きながら10秒キープし、最初の姿勢へ戻る。
〇反対側も同様に行う。
膝蓋下脂肪体が硬くなると膝痛の原因になる
膝蓋下脂肪体の役割は
〇外力に対するクッション
〇摩擦や刺激による負担の軽減
などが、大きな役割です。
膝蓋下脂肪体には毛細血管や大腿神経や閉鎖神経が密にあることで少しの異常でも痛みを感じやすくなる。
膝蓋下脂肪体は線維性滑膜に覆われた脂肪組織で、膝蓋靱帯の深部の間隙を埋めています。
膝蓋下脂肪体は脂肪の塊で硬くなると
膝関節の屈曲や伸展で、膝関節前面の痛みを感じることが多い。
膝蓋下脂肪体の場所
膝の前面で膝のお皿のすぐ下で膝蓋骨に繋がる膝蓋靭帯の内側にある。
膝蓋下脂肪体のマッサージ
膝蓋骨のすぐ下を左右に押す。
マッサージをすることで膝蓋下脂肪体が柔らかうなり、膝の痛みが改善へ向かいます。
合わせて脚の運動で大腿四頭筋を強化しましょう。