アトピー改善にリーキー・ガット・シンドローム

☆リーキー・ガット・シンドローム(腸もれ症候群)☆

◎リーキー(Leaky)・ガット(Gut)・シンドロームとは

”冒頭お詫び”長い文章で(申し訳ありません)時間の許す範囲で読みください。

リーキー(Leaky)は「もれる」、ガット(Gut)は「腸」という意味で【腸もれ症候群】となります。

まだまだ名前を知っている人は少ないと思います。

腸粘膜は、人間が生きていくための栄養素とエネルギー源の入口です。

消化管は、たとえて言えばちくわの穴のようもので、口から肛門まで一本の管が通った筒状の臓器で、この消化管は体内にありながら外界とも接する場所です。

外界と接する場所なので外敵から身を守るため、免疫力の7割が腸に集中して免疫を産生しています。

腸はまさに「関所」の働きを担う場所で、食べ物はそのままでは異物であり、それを体内と同じ「自己」に変換してからとり込む場所がまさに消化管です。

関所での門番が元気で強い門番でしたら、異物などを体内へは通さなしでしょう、しかし、門番の数が少なく元気がないと、入口の警備が疎かになり異物などを体内へ入れてしまいます。

我々の体は、通常、小さな食物分子を異物としては認識せず、栄養素として認識していますが、大きな分子の食物やバクテリアは異物として認識され、白血球によって排除され、免疫反応システムによって、その異物にたいする抗体が造られることになります。

通常、腸粘膜の上皮組織から正常に吸収される物質の分子の大きさは500ダルトン(炭素原子1個の質量が12ダルトン)でこのおおきまでは腸管の微絨毛表皮膜から正常に通過することができ、体に必要な栄養源になります。

しかし、腸の細胞の結合がゆるくなるとこの10倍の5000ダルトンもの未分化の栄養素や腸内細菌、化学物質などの塊が血液中に流れ込みます。

腸管から血管内に入りこんだ高分子量の物質は、異物と認識され、体のあちらこちらで炎症を起こす原因物質となります。その炎症こそが、万病の原因になることが最近になってわかってきのです。

人の血液中に生きた腸内細菌が「順天堂大学とヤクルト中央研究所」で5人に2人から見つかったと発表しています。

腸内にすむ腸内細菌は、私たちの腸にすむ共生菌で、腸に約500〜1000種1000兆個という多種多様な細菌たちの集合体で、重さで約2キログラムの大変な量の細菌が腸にすんでいて壮大な生態系を築いています

その全体像がまるでお花畑のように美しいことから「腸内フローラ」と呼ばれています。

私たちと腸内細菌は「共に生きる」間柄で、彼らに必要な栄養素を与えることで腸内細菌はそれをエネルギー源にして、 私たちの健康に必要なものをつくりだす「ギブ・アンド・テイク」の関係にあるのです。

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腸内細菌

腸内細菌には食べ物を消化するだけでなく、カロリーの吸収をコントロールしたり、生命維持に必要な酵素やビタミンを供給する役割があり、さらには免疫系を正常に保つ働きもあります。

私たちの腸には

●善玉菌 ●悪玉菌 ●日和見菌(ひよりみきん)がすんでいます

善玉菌(15%)、悪玉菌(10%)、日和見菌(75%)が健康な人の場合にいます。

日和見菌は善玉、悪玉のどちらか多い方に見方をし、善玉が多い時は善玉が一気に増えます、逆に悪玉が多い時は悪玉に加担し増やします。

消化管の内側は粘膜で覆われ、それが外界から侵入してくる異物から体を守っています。

しかし、悪玉菌が優勢の腸になると腐敗菌が多くなり、腐敗が進んで粘膜細胞を傷つけるガスが発生し保護粘膜が傷つけられ、細胞と細胞の間がゆるんできます。

その状態が長引くほど、腸粘膜は痛み、細胞間のゆるみは広がっていき、腸もれが起こります。

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腸に穴をあけるのは何か

1:腸内細菌にとって居心地が悪いと腸内細菌の数が減り穴があきます。

2:食物繊維が減ると腸内細菌のエサが減り腸内細菌の数が減り穴があきます

3:食品添加物の摂取をできるだけ減らしましょう、腸にダメージを与えます

4:加工食品の保存料は細菌を増やすのを防ぐ目的で使われ、食品の腐敗や変質を抑えているものです。腐らない食品は腸内細菌のエサにはならないのです。

5:白い主食や砂糖は腸に負担をかける、炭水化物から食物繊維を差し引いたものが糖質です、白米や小麦粉、砂糖、加工食品に大量に含まれる人工甘味料など、白く精製されたものは、糖質の塊と言えるのです。 糖質の過剰な摂取は、活性酸素というやっかいな物質を体内で大量に発生させることにもなります、活性酸素は腸壁を傷つけ、腸内フローラにダメージを与え、腸壁の粘膜細胞が酸化し、老化のスピードが速まり、活性酸素が腸内細胞を攻撃すれば腸内細菌は数を減らします。

6:ストレスは腸内バランスを崩し、悪玉菌優勢の腸をつくりだす原因になり。腸内細菌の総数も減ってしまい、大便は小さく、非常に臭くなります。ストレスは「万病のもと」とよくいわれますが、それは腸もれを起こしやすい腸をつくってしまうためです。腸もれを防ぐには、ストレスのない生活を心がけることです。

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腸もれは健康診断でわかる。

腸もれを起こす穴は、腸の粘膜細胞の連結のゆるみで生じる隙間であるため、体内で炎症が起こっているかどうかを知る方法があります。

健康診断を受けている人は、血液検査の結果を見てください、「CRP」という項目があるでしょう。CRPは組織細胞の破壊が生じると数値は上がります、反対に回復してくると下がります。

※CRPの基準値は0.3mg/dlmg以下です。

※0.3〜0.99mg/dlは要注意

※1.0mg/dl以上になると、中程度かそれ以上の炎症が起こっていると危険視されます。

ただし、0.3mg/dl以下であっても、炎症がまったくないとは判断できません。数値は0.3mg/dlでありながら、ごく軽度の炎症がじわじわ起こっているケースもあるからです。

腸もれによって起こる炎症も、もれ方がわずかであれば慢性炎症となり、健康寿命に甚大なダメージを与えることがわかってきました。

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腸内細菌の減少も腸もれの原因

腸もれの原因に、腸内細菌の数も影響します。数が多ければ腸の保護粘膜は厚く形成され、数が減ると保護粘膜も薄くなり、細胞間の連結もゆるんできます。

腸の粘膜細胞はわずか1〜2日で新旧が入れ替わります。腸内細菌は、腸壁をびっしりと覆う絨毛や微絨毛の合間にすんでいて、新陳代謝の手助けをしています。

腸内細菌の減少は腸内フローラも総じて貧弱化してきます、それは、大便をを見ればわかります。

大便は、単なる「食べ物のカス」ではありません。大便は60%が水分、20%が腸内細菌とその死がい、15%が腸からはがれ落ちた粘膜細胞の死がいで、わずか5%が食べかすです。

立派な大便は、腸内細菌叢が豊かで働きも活発、腸壁も厚く丈夫に築かれていることを示しています。

口から摂り入れた食べ物は咀嚼され唾液と混ざりデンプン(多糖)などはアミラーゼによりマルトース(二糖)消化され、

胃でコネられ胃液の強酸性(pH 1-1.5)でタンパク質を分解(ペプトンにかわる)され、小腸での吸収を助けます。

他に、胃酸により感染症の原因になる細菌やウイルスを殺菌する働きがあります、

風邪の予防に水分を飲み風邪のウイルスを胃へ流し込むことで風邪の予防に役立ちます。緑茶のペットボトルを常備しチョビチョビ飲むと風邪の予防になります。

異物が体内へ侵入した時

腸にあいた細かな穴から(細胞と細部の結合の緩みで、大きな穴があくのではない)、腸内細菌や未消化の栄養成分、腐敗物、微生物、病原菌などが、腸壁の毛細血管から血液に混じり、体をめぐると、

異物は「体にあってはならない侵入者」ですので、私たちの免疫システムは侵入者を見つけ警笛を鳴らし、免疫細胞を出動させます。

すると、その戦いのさなか、「炎症」が生じます。

たとえば、 風邪を引くと発熱し、のどが赤く腫れ、関節痛などになります、これは体内で免疫システムが強力に働き、激しい炎症反応を起こしているためです。

本人はつらい症状ですが、炎症なくして外敵の排除はなりません。

肝臓で炎症が生じた時は

疲労感や怠慢管などが現れ、肝機能が低下しているケースは少なくありません。

皮膚で炎症が生じれば

肌荒れが現れます。頭皮で生じれば、抜け毛や白髪が増えます。

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腸もれによる症状として。

1:糖尿病。

糖尿病の原因の1つにも、腸もれが4人に1人もの高率で、血液中から腸内細菌が見つかっているのです。腸からもれだした物質は、全身の血管に炎症を起こす原因になり、その炎症は、自覚症状が現れないほど弱いものです、しかし、じわじわと血管を劣化させ続けてしまうのです。そうして血管が慢性炎症を抱え続ければ、糖尿病は悪化し命を脅かすほどの合併症を招く恐れがあります。

2 :がんは慢性炎症がある

私たちの体内では、1日に数千個から1万個ものがん細胞が発生していると言われています。つまり、がんの火種は誰もが抱えていることになります。しかし、がんになる人がいれば、生涯ならない人もいます。その違いこそ、免疫力にあります。

免疫力の7割が腸に集中していることは先ほどお書きしましたが、腸に穴があいていると、腸も腸内フローラも正常の働ができず、結果として免疫力が低下します。

その期間が長くなる程、がん細胞の成長を許し続けることになるでしょう。ましてや、慢性炎症が長くなるほど、がん細胞の数が増えてしまいます。

つまり、がんを遠ざけ改善するためにも、腸もれを防ぐことが第一に必要なのです。

3 :アトピー性皮膚炎との関係

アレルギー性皮膚炎は、特定のアレルゲンに触れると生じるアレルギー反応が原因のものですが、アトピー性皮膚炎はさまざまなアレルゲンと、他のさまざまな要因とが複雑に組み合わさった疾患ではないかと僕は思います。

アレルゲンを一つずつ見つけ出すのは困難だと思います、それより炎症を治す方が効率的なのです。

アレルギー鼻炎のアレルゲンはスギ花粉など、特定できるアレルゲンでも、なかなか治らないのが現状です。

これはアレルギー疾患の深部に炎症が潜んでいるからです、炎症を起こさないようにすることが治療の近道ではないでしょうか

アトピー性皮膚炎も炎症そのものですので、炎症を治すことのほうが、アレルギー疾患同様に治療は効率的です。

(アレルギー治療で、「経口」試験・療法の子供が重症者が出たと新聞い載っています。この経口免疫療法は卵、牛乳などを少しずつ食べ体をならさせる療法です、近年急速に広まっています。

これは「チョイ悪アレルゲン」を体に取り入れて免疫を作る療法で3〜8割の患者で症状がなくなるとの報告もあるとのことです。しかし、重症化している子供もいることです。

思うにこの経口免疫療法を行うと同時に腸もれを防ぐ方法も行えば重症患者が出なかったのではないかと一人でつぶやく記事でした。)

4 :なぜ、炎症がおきるのか?

炎症の最大の原因は腸から異物がもれだし血管内に入るためです、炎症は白血球が異物を攻撃するときの反応として炎症が表れるのです。

免疫細部には「自然免疫」と「獲得免疫」の二つのグループに分けられます。自然免疫は人が生まれながらに持っている免疫系です。獲得免疫は、病原菌などさまざまな異物と接することで築かる免疫系です。

身の回りの菌が体内に入ってくる機会を奪ってしまうと、獲得免疫は満足に発達しなくなります。

【獲得免疫がどのようにして作られるか】

母親の胎内にいる胎児は無菌の状態でいます、出産時に産道にいる菌に感染します、お母さんの産道には、乳酸桿菌(かんきん)という善玉菌を赤ちゃんの腸に入り込みます。

腸内に善玉菌ばっかりでは免疫は育ちません、お母さんからの「ちょい悪玉」を取り込まれて免疫システムは発達します。

お母さん方は、愛しいわが子を「病気にさせまい」と懸命です,それに乗じて赤ちゃんをバイキンから守るための、多くの衛生グッズがコマーシャルされています。

衛生的にするのは本当に良いことですが、赤ちゃんを病気から本当に守りたいのならば、免疫力を強化することが最も大切です。

そのためには、身の回りの細菌と積極的に仲良くさせることで、より多くの免疫が付き抵抗力が強まります。

赤ちゃんは、手に触れるものをなんでも口に入れたがります、それは身の回りにいる多様な細菌をとりこもうとする本能です。

赤ちゃんの腸は、まるでスポンジのように細菌をどんどんとり込み、腸内フローラ―を育んで、免疫力が高まっていきます。

もし、潔癖すぎて身の回りの細菌を薬剤によって排除すると、腸内フローラ―は育たず免疫力も弱く「チョイ悪菌」にもすぐ感染しまい、虚弱な体質になってしまい、アレルギー体質になりやすくなるかも知れません。

抗菌剤や除菌剤を乱用し薬用石鹸の常用などでいちばん被害を被っているのが、免疫力を強化する機会を奪われた、未熟な腸の赤ちゃんや子どもたちだけでなく、老若男女すべてに共通することです。

アトピー性皮膚炎は炎症からなる症状ですので、炎症をおこさないようにすることです。炎症は腸からもれだした異物による炎症反応ですので、腸もれを防ぐことが大切です。

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アトピーを悪化させる腸もれ

★過剰なタンパク質の摂取すると

普通、タンパク質はポリペプチドに分解され、さらにアミノ酸にまで細かく分解されてから、腸管から吸収されます。

しかし、過剰なたんぱく質の摂取のため、アミノ酸まで分解されず、分子量の大きいポリペプチド(二つ以上のアミノ酸がペプチド結合によって連なった化合物の総称、つまりアミノ酸の大きな塊)が残り、その場合腸管が健康であれば小腸粘膜の上皮細胞に取り込まれ、そこで分解されて後に吸収されます。

しかし、腸が不健康の状態だと、ポリペプチドは腸粘膜から血液中に入ってしまい、ポリペプチドは分子量が大きいので異物と認識され、免疫反応が起き炎症反応が起きます。

これがアトピー性皮膚炎を悪化させる大きな1つの要因です。

★油(脂)の摂り方からみると、

アトピー性皮膚炎の食事はできるだけ野菜や果物(200g/日、ミカンだと2個、リンゴだと1個、梨は1個、バナナは2本、キュウイは2個です)の多いものにかえ、特に牛肉、豚肉、マント、鶏肉といった高蛋白質でアラキド酸(オメガ6)を多く含むものを避け、また、

リノール酸の多いサフラワー油(べに花油)、サンフラワー油(ひまわり油)、コーン油、大豆油、ナタネ油、などの油は使わないようにしましょう。などは(オメガ6油)です。

オメガ3の不飽和脂肪酸の摂取の気を配り、オメガ3とオメガ6の比率をできるだけ、オメガ3:オメガ6=1:3〜4に近づけることです。

 

★青魚の取り過ぎには気をつけましょう!!

マグロ、カツオ、サバ、サンマ、イワシなどは特に重症のアトピー患者さんにはおすすめできません。

なぜなら、これらの魚の油にはヒスチジンという必須アミノ酸を多く含んでおり、痒みを起こすヒスタミンの前駆物質であるからです。そして、ヒスタミンは亜鉛を体外へ排泄する作用があいります。亜鉛は皮膚にとって非常に重要なミネラルです(皮膚の再生や代謝を助ける) (しかし、だからといって亜鉛もとり過ぎてはいけません)。

背の青い魚からは体に良いDHA、EPA(n-3系)が摂取できます、血液をサラサラする効果や神経系に働きに関わり脳の活動に働く作用があります、この魚の油は必須脂肪酸ですが、摂取バランスに気をつけましょう。

n-3系脂肪酸で健康な成人男性で2.0〜2.4g、成人女性で1.6〜2.0gです、オメガ3とオメガ6の摂取割合にしましょう。

腸管壁炎症による影響は。

1.腸管に炎症が起こると、適切に栄養素や食物が吸収されず、疲労、肥満などが発症します。

2.腸もれによって開いた穴から、大きい食物分子が吸収された場合、抗体反応としての、食物アレルギー、および、関節炎、または線維性筋肉痛のあらたな症状が発症します。

3.腸管に炎症が起こると、ミネラルを血中に運ぶためのタンパク質にダメージがおこり、マグネシュム欠乏になり筋ケイレンをおこしたり、銅欠乏によって、血中の高コレステロール状態を引き起こす。

4.腸が担う解毒作用に障害が及び、化学物質や汚染物質が体内に侵入し、これらの物質に対する「過敏症状」が発症します。解毒組織である肝臓に負担がかかり過ぎて、十分な解毒が行われなくなります。

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腸内細菌が居心地の悪い環境だと。

善玉菌の居心地環境は善玉菌のエサがあることです、善玉菌となるエサを食した菌は短時間のうちに数を増やし、日和見菌と共に数を増やしていきます。

その時悪玉菌はおとなしくなります。善玉菌の優勢のときは免疫力は向上し、生命力は高まり病気になりにくく、思考もポジティブになります。

ところが、善玉菌が減ってくると、悪玉菌の異常な増殖が始まり活発化して、ちょうとした風邪も引きやすくなり、思考もネガティブに傾き、生命力も落ちてしまいます。

繰り返しになりますが、私たちの生命力は腸内のバランスによって大きく左右されます、善玉菌が優勢の腸では、日和見菌も味方になり善玉菌はさらに優位になり、

悪玉菌はおとなしくなり、免疫力は向上し、病気になりにくくなります。

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腸もれをなくす生活術

【清潔も度が過ぎると免疫力を低下させる】

僕の小学校時代は畑で取れたトマトやきゅうりなど畑で手も洗わずそのまま食べたものです、それによって食中毒になることはありませんでした。身の周りの細菌を口にすることで、腸内フローラを育み、免疫力を強化し、腸管をきたえたからです。

それで、腸もれをおこして食物アレルギーになる子もいなかったのです。インフルエンザなど昔からの風邪ウイルスがいたはずですが、学級閉鎖などほとんどありませんでした。

ところが今はどうでしょう、石鹸を使って一日に何度も手洗いをしていても、インフルエンザやノロウイルスを防ぐこともできません。

なぜでしょうか・・、それは腸内フローラが貧弱化し、免疫力が落ちていることです。それは清潔第一主義のせいです。

【入浴法で腸を元気に】

腸は37度に温められているとき、活動力を高めます。外から腸をじっくりと温め、腸の疲れを癒してあげます。

入浴タイムは就眠1時間前がベストです、入浴は安眠を得るためにも大事です。高かった体温が下がってくるときに良質の眠気が生じます。

僕はアトピーの改善に足湯をお勧めしています、脚を温めることで全身の血液が循環し体全体が温まります、内臓や副腎などが温もることで免疫が高まります。

足湯の仕方のポイントは”黒酢”を使った足湯をお勧めしています、黒酢足湯は良く温まり冷めにくいのです、おまけに、足裏のカサツキや水虫までも改善します。

【リラックスタイムを獲得しましょう】

ストレスが腸に悪く、リラックスは腸の働きを高めるのでしょうか、それは、自律神経の働きと関係しています。

心臓や脳など多くの臓器は交感神経が優位のときに働き活性化させるのですが、腸だけは違います。

腸は、私たちが休み、眠っているとき、すなわちリラックスタイムに働きを活発化させるのです。

【朝食で便秘を解消する】

腸は夜どおし働き、腸のメンテナンスをしています。働き続けた腸は、朝、 おなかがペコペコです。

起床後、何も食べないでいると、おなかが「グーッ」となるでしょう。 あの音は、腸や腸内細菌が食べ物を欲している合図です。

夕食から朝までは12時間近くあくでしょう。胃は空っぽになり、 小腸にあるものもおおかた大腸へ送られています。その空っぽの胃に食べ物が入ってくると、 排便のスイチが入り、良質の便意を感じることができます。

腸もれを防ぐ食事

◎水溶性の食物繊維をとりましょう。

腸内細菌には、宿主として善玉、悪玉、日和見の働きをする菌がいます。それぞれの一番の好物は共通しています。普段からこれを意識してとっておけば、腸内フローラの多様性は保たれ、腸もれの穴もふさがれるほど素晴らしい力を備えた栄養素です。

それは、「水溶性の食物繊維」です。

食物繊維には水溶性のタイプと不溶性のタイプがあります。腸内細菌たちの格好のエサとなるのは、とくに水溶性食物繊維です。

水溶性の食物繊維はその名のとおり水に溶ける性質を持つものです。これが腸の中で水を含むと、ドロドロのゲル状になります。それを細菌たちは「おいしい、おいしい」と食べ、腸内での発酵を進めます。

発酵とは、微生物の働きによって物質が分解され、人間の体に恩恵をもたらすものに変化することです。反対に、腐敗とは微生物の働きによって物質が不快臭を放つほどに劣化し、人間の体に毒となる成分をつくりだしてしまうことです。

悪玉菌にはものを腐敗させる働きがありますが、水溶性の食物繊維をエサとしているうちは異常な繁殖は見せず、大きな悪さもしません。

腸内で発酵を積極的に進めるのは善玉菌です。腸内で発酵が進むと、ビタミン群、アミノ酸、短鎖脂肪酸など人が健全に働くうえで欠かせない栄養素をたくさん合成してくれるようになります。

水溶性の食物繊維は,昆布、 ワカメ、 などの海藻類の他に、豆類、 ゴボウや里芋、ニンジンなどの根菜類、ニンニク、梅干し、アボガド、多くの果実、かんぴょう、などに含まれます。

日本人の8割は、海藻の分解酵素をつくりだす腸内細菌を抱えていることがわかっています。海藻類を積極的に食しましょう。

また、納豆やめかぶ、山芋、里芋、おくら、モロヘイヤなどのネバネバする食品にも、水溶性食物繊維は豊富です。水溶性食物繊維をとることで腸内細菌たちは水素を発生するようになります。水素は、とても還元力の高い気体です、還元とは、酸化したものから酸素をとりさり、もとの状態に戻すことです。腸内細菌に水素をつくりだしてもらい、体内に送り出せば、体内に充満しがちな活性酸素の害を消せるのです。

短鎖脂肪酸には腸のバリア機能を高める

短鎖脂肪酸こそ腸もれを治す、まさに「万能薬」です。短鎖脂肪酸は、酢酸や酪酸、プロピオン酸などの有機脂肪酸の総称です。短鎖脂肪酸は腸の中でつくられる酸とも表現できるでしょう。腸内で原料となる食物繊維やオリゴ糖を腸内細菌がエサにすることで腸内での発酵が進みます、その過程で短鎖脂肪酸が生成されます。

短鎖脂肪酸は腸壁の上皮細胞のエネルギー源になります。上皮細胞は腸壁を保護する粘液を分泌したり、水分や栄養素を吸収したりする働きがあります。

理化学研究所は、ビフィズス菌がだす短鎖脂肪酸の一種である酢酸に、腸の細胞を活性化して、腸粘膜のバリア機能を高める作用があることを確かめています。

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果物は太るは誤解です

果物は種類が豊富で甘くておいしいけど、太らないか心配でしょう。しかし、太る、太らないに大きく関係するのはカロリーで、甘さではありません。

果物の摂取量は、国が呼びかける「1日200g」が目安です

果物に多く含まれる果糖は、砂糖の1.5倍の甘さがありますが、果物のカロリーは他の食べ物よりおおむね低いです。

果糖には多くの水分が含まれており、重さに対してカロリーが低いからです。

例えば、一個100gのみかんとショートケーキでは、46キロ`iと327`iで約7倍も違います。

果物を普段から食べている人は、体重が増えにいとか、食道ガンの罹患リスクが約半分になるという研究報告(国立がん研究センター)もあります。

果物よって差はありますが、カルシウムやカリウム、マグネシウム、ビタミンC、カロテン、水溶性食物繊維が含まれており、美容にも効果があります。

読売新聞2017年11月22日夕刊より

参考資料:腸の病は「腸もれ」を疑え!あなたを不調から救う 「腸もれ症候群」80の基礎知識 藤田紘一郎著